vol.4 アナウンサー 落合由佳『メディアの力を借りて、小さな一歩を地球人全員で』-私と花の10の物語-

落合由佳

「好きな花の名前が言える」社会づくりのためスタートした、「私と花の 10 の物語」プロジェクト。
「あなたの 1 番好きなお花は何ですか?」という質問から、理念をもって活躍する100名の人生を深堀り。
HANANINGENの創始者であるフラワーアーティスト清野光との発芽及び対談を通して、広く社会に向けて新しい価値観を伝えていくことで、それぞれの物語・経験のレンズを通して見る「自然」。
多くの人が改めて自然について考えるキッカケを作り、あなたが蒔いた「気づきの種」がいつかどこかで満開のお花になるように。
なぜ自然の事を話すんだろう? そんなにかわいいお花があったんだ。 地球の未来のこと、少し考えてみるきっかけになりますように。

目次

アナウンサー 落合由佳 ×フラワーアーティスト 清野光

Q1 1番好きな花は何ですか?

落合:私の一番好きなお花は、今飾っていただいてるイングリッシュローズです。

清野:素敵ですよね。イングリッシュローズ、何か思い出とかあるんですか?

落合:私は以前、地方局のテレビ局でアナウンサーをしていたのですが、そこを卒業するときに頂いた花束の中に、このイングリッシュローズが入っていて…それで存在を知ったんですね。

バラの凛とした姿と雰囲気がありながらも、花びらが優しく重なり合う感じが、なんともかわいらしい雰囲気でそしてパッと周りを明るくする素敵なお花だな、と思っています。

Q2 落合さんの現在の活動について

落合:私は今、アナウンサーを軸に、本当に面白い!とかやってみたい!と思うことに何でも挑戦するようにしています。例えば話し方講師とかブライダル司会者とか女優…最近ではモデル業もやらせて頂いています。

Q3 「モデル」という新たな挑戦について聞かせてください。

落合:主にインスタグラムの化粧品モデルから始まったのですが、それを皮切りに、例えば「ホームページ用に写真を撮るから」といって呼んでいただいたり…

今回のこちらもモデルですよね!?
最近は、人とのご縁でお仕事することが増えてきたように思います。

Q4 アナウンサーやモデルの他に活動はありますか?

落合:私、元々青森県でアナウンサーをしていたのですけれども、会社員として働いていた7年間、青森で生活する中で、青森県って普通の、なんていうんでしょう?そこらへんの居酒屋さんにふらっと入ってもすごくおいしい日本酒が出てくるんですよ!

もう地元のお酒、地酒が出てきて、そこですっかり日本酒の虜になって…

で、フリーランスで活動していく中で「Miss SAKE 青森」という、日本の伝統ある文化「日本酒」を中心に世界へ繋ぐアンバサダーというものを見つけて、昨年2021年に活動させて頂きました。

落合由佳

高温多湿で四季がある日本だからこそ生まれた
「日本酒」の魅力を発信したい

 Q5 お酒と自然の「つながり」とは?

落合:特に日本酒は、この日本の気候風土によって生まれたお酒といわれていて、高温多湿で四季がある日本だからこそ生まれたお酒です。

お米、水、麹、酵母 この4つで出来ていて、もうたったそれだけなんですけど、蔵元とか杜氏・作り手によって、味わいが物凄く変わるわけじゃないですか。

そこに本当の価値を、もう少しだけ高めてあげたいですよね。

清野:そういった活動もされているんですね。

Q6 海外に向けて日本酒の魅力を発信しているということ?

落合:そうなんです。一応世界に発信するアンバサダーということで。

本当は、コロナがなければ海外の大使館とかに出向いて発信するんですけど、今年はやはり…、オンラインが中心でしたね。

落合由佳

東北で経験した東日本大震災と異常気象
生放送で繰り返した「これまでに経験したことのない」という言葉

Q7 自然への考え方が変わった瞬間は?

落合:私、東日本大震災を東北で経験しているんです。ちょうどテレビ局で務めて1年目だったんですけど、あの大津波が太平洋沿岸を飲み込む様子っていうのを本当に目の当たりにしていて。

それを見たときに、自然と対峙すると人間とは、なんて無力なんだろうと思いました。

地震とか津波とかとは少し違うのですが、最近異常気象が起きていて、私も生放送でいうときに「これまでに経験したことのない」とか、そのフレーズを何度も使うんです。

「異常気象」というイレギュラーな状況をみんな頻繁に経験する、いうことが起きていて。

そのために私たちってなんか、「もう本当に異常だよ」とか「地球おかしいんじゃないか」とか言うんですけど、でもそれって紐解いていくと、私たち人間が環境汚染をしているせいで、この異常気象って起きてしまっているので。

もう本当に小さなことかもしれないけど、一つ一つが地球のためになることっていうのを一人一人が気を付けてやっていかないと、本当に私たちこの地球に住めなくなっちゃうので。

清野:辿り着くのはそこですよね。

落合:「住まわせて頂いてる」という感覚を、忘れちゃいけないかなって思ってます。

落合由佳 アナウンサー

Q8 今後、落合さん自身が目指していることは?

落合:今はまた少しアナウンサーとは違うんですけど、日本文化を本当にもっと世界に発信できる、なんかプラットフォームじゃないですけど、そういうのが作れたらいいなって思っています。

これはまだ全然、これからやることなのですが。

Q9 その先に、どのような社会を望んでいますか?

落合:本当に一人一人ができることってすごく小さいことだと思うんです。

でもそういうことの積み重ねが、地球人全体でやり続けたら、素晴らしいことになるので、本当に“全員で!”やっていくってことが大事なんじゃないかなって。

それを我々メディアが、もっと発信しなきゃいけないと思っています。テレビとか含めて全体として。

Q10 人が自然と共存するには?

落合:そうですね。
まず私がみんなにしてほしいのは、私たち人間がこの地球温暖化を加速させているよ、という認識を持ってほしいです。

私だって、今のいつでも電気がある便利なライフスタイルはもちろん手放せません。だってもう電子機器に囲まれて生活しちゃってるじゃないですか、私たち。

それを削減するのは無理なんですけども、でもそういった無理な生活を、この地球で続けていくためにはやっぱり本当一個一個は細かいことかもしれないけど、スーパーでビニール袋をもらわないとか、節電を心がけるとか、ちょっとエシカルなファッションに興味を持ってみるとか。

そういったことの積み重ねを一人一人が認識を持ち続けることによって今の地球温暖化が少しでも歯止めをかけることが出来るので、地球人全員で、地球温暖化に歯止めをかけるために頑張れたらと思います。

清野:素晴らしいですね。
ちょっと同じ世代で同じような考えを持ってる人が集まると変えられますよね、地球も。

落合:変えなきゃダメなんです、もう。

(鏡でHANANINGENの発芽した姿を見て)すごい!
想像以上でしためっちゃかわいい。発芽したぁあああ!!!!産まれてはじめて私の頭にお花が咲いた!

落合由佳

落合由佳 Yuka Ochiai

学習院大学法学部卒業。元青森朝日放送アナウンサー。
報道番組から情報番組まで幅広く担当。東日本大震災では被災地取材も経験。

現在は、FM Nack5でニュースを伝える傍ら、映画・ドラマ出演、話し方講師、ブライダル司会者などマルチに活動。

東京出身だが、母親が青森県出身のため、ABA退社後も、積極的に青森関連のイベントで司会を担当。アナウンサーの成長と共にあった「日本酒×青森」をPRするべく、2021 Miss SAKE 青森として、日本酒を始めと青森県産品の発信に注力する。

人を惹き付ける落ち着いた口調と所作から、ジャンルを問わず高い評価を頂き活躍中。

■過去の出演映画「翔んで埼玉」ドラマ「黒革の手帖」「相棒」ABA「夢はここから生放送ハッピィ」情報バラエティ番組MC、「スーパーJチャンネルABA」キャスターSATV「埼玉ビジネスウォッチ」経済番組MC
khb新年特番ナレーション など

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