緑地空間や自然環境が恵まれていることでも有名な、アメリカオレゴン州最大の都市、自然とバラの街ポートランド。
清野光が観光大使を務める札幌市と63年間姉妹都市としての関係を築いてきた。
魅力的な2つの姉妹都市間を花とアートで繋ぐ。程よい都心感と緑豊かな自然が共存し、自然環境に優しい街として、今世界中から注目を集めているこのスローライフの一風“変わった”街をフラワーアーティスト清野光が探索。
ポートランド街のスローガンは、“Keep Portland Weird”
「ポートランドは変わり者であり続けよう」
新しい価値観とスローライフを求めて若者が集まるポートランド。街のスローガン、“Keep Portland Weird”「ポートランドは変わり者であり続けよう」には、アメリカの一般的な価値観や固定概念に囚われず、自分たちの価値観を大切にしよう!というポートランドの人々の想いが込められている。
「消費税」のないポートランドは、おしゃれな雑貨屋やカフェも多く物価の高いアメリカではお買い物天国の街としても知られている。
ポートランドダウンタウン・パール地区
「おしゃれな買い物天国」ポートランド。ユニオン駅の西側「パール・ディストリクト」は、昔工場や倉庫だったエリアを再開発し、今ではおしゃれなカフェ、地元の新鮮な食材のみを使ったこだわりのレストラン、ブルワリー、おしゃれな雑貨屋、アートギャラリーや美術大学が集まるエリアとして有名に。毎月第1木曜日には「アートウォーク」が開催される。
雨が多く四季のある気候により日本では見ることの少ない種類の苔が野生で生息する街のダウンタウンでDominique Geulin氏の元へ。
ドミニック・ジュラン氏は、日本でも愛されるパン屋DONQの監修及び系列ブランドの名前の由来ともなった人物。北フランス、エトルタの一流ベーカリージュランのオーナーであり、27才の若さでフランス職人の最優秀技能章M・O・F(Meilleur Ouvrier de France)を取得したベーカリー界の巨匠。ドミニック氏が現在拠点をもつポートランドのカフェ・ベーカリー「サントノーレ」にて姉妹都市交流のモーニングミーティング。
HAWTHORNE ホウソーン
ポートランドの古着通りとも呼ばれるホウソーン。ダウンタウンから14番のバスに乗り、ホウソーン橋を渡ると見えてくるSEホウソーン通りには、個性的なインテリアショップ、カフェ、中古レコード屋、古着屋、雑貨屋、飲食店、映画館が立ち並ぶ。ダウンタウンと比べるとホームレスも少なく、1本道を中に入ると広がる閑静な住宅街には素敵なお家がたくさん。それぞれの家が、庭にシンボルツリーや植物を植えて楽しんでいる様子が伺える。
SOUTH EAST DIVISION サウスイーストディビジョン
「美食の街」と呼ばれるポートランドは、ワシントンポストが発表した「The best food cities in America」で堂々の1位に輝いています。特にホウソーンから歩いて行けるSOUTH EAST DIVISION(サウスイーストディビジョン)は、アメリカ屈指の美食ストリートとして有名。
美食の根源でもある自然の産物を大切にするポートランドの人々の思想は、花をころし、活かすことでその魅力を伝えるフラワーアーティストと通じる。
New Seasons Market ニューシーズンズマーケット
地元のオーガニックな野菜や果物と、慣行栽培のものも購入することができるポートランドのスーパーマーケット「ニューシーズンズマーケット」は、農家・酪農家・加工業者などあらゆる生産者と繋がり、お客さんと子どもと地域と企業と団体を繋ぐマーケット。
- 製造者が自ら店頭に立つ試飲販売
- 地場産業を支えるためのローカル企業とのコラボレーション商品
- 地域を支えるファンドレイジング(寄付金集め)
- 利益の10%を、地域の非営利組織に寄付
更に、お客さんがマイバックを持参し、買い物袋を利用しなかった場合には、5セントを自分の買い物から差し引くか、地域の非営利組織へ寄付するかを客が自ら選ぶことができ、社会の仕組みの中で自然と幼少期から社会貢献の思想を育むことができる。
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